貿易の調整業務シリーズ 8「頻出用語の説明」について

貿易の調整業務シリーズ 8「頻出用語の説明」についてです。

私(国際行政書士 河野)も、貿易のプロ中のプロの皆様に偉そうなことを語れるほど十分な経験がある訳ではありませんが、ここ2年ほどは食品等の貿易の国内手続にがっつりコミットしておりましたので、多少のことは知っているつもりです。

そんな私が、貿易及び最終販売調整にかかわった当初に、よく言われたり、書類に書かれたりしているけど、どういう意味?と思った単語をメモしておりましたので、ご参考までに以下に記載致します。

単語説明
インポーター輸入社、輸入者
ベンダー商社、問屋、帳合、販売代理店
フォワーダー自らは輸送手段を持たず、船舶・航空機・トラック・JRなどを利用し、荷主と直接契約して貨物輸送を行う事業者
NVOCC
(Non-Vessel Operating Common Carrier)
海上輸送が得意なフォワーダー
Vessel船舶
乙仲海運貨物専門の取扱業者(古い言い方)
バンニング輸出貨物をコンテナに詰め込む作業
デバンニング輸入貨物をコンテナから取り出す作業
ドレージコンテナで輸送された荷物を、そのまま目的地まで陸上輸送すること
リーファーコンテナ
(Reefer Container)
冷凍・冷蔵貨物の輸送に使用される特殊コンテナ
(一般のコンテナは「ドライコンテナ」)

「御社はインポーターなんだから、フォワーダーに手配してもらって、ベンダーと交渉して上手いことやれますよね?」
「リーファーコンテナなので、しっかりバンニングして、責任持ってドレージして、納品時にデバンニング致します」

いわゆる貿易の代行業者さま、手続に詳しいお客様(問屋さま、最終販売会社さま)などが何気なく口にされるのが上記のような内容です。私も「もちろん知ってますよ」という顔で聞いていましたが、しっかりメモって後で調べて「そういう意味ね!」を繰り返す毎日でした。
様々な関係者と打ち合わせする前に、少しでも予習できていると商談の理解が深まると思います。

今回の記事は以上です。貿易をやりたいけれど「まだやったことがない、、」「多忙で手が回らない、誰かに任せたい、、」「仕組みを作りたいが、一緒に考えてくれる担当者が欲しい、、」「一時的な業務だから、人材採用をするのも不安がある、、」
そう感じていらっしゃる経営者様、ご担当者様、弊所で調整業務を担当致します。まずはお気軽にお問い合わせください。

国際行政書士 河野尋志

投稿者プロフィール 【行政書士 and 事業サポート 河野尋志】
外国人の社員さんと一緒に国際業務(私の担当は編集、調整業務)に取り組んで15年間、多くの外国語ツール(多言語ツール)の作成や貿易業務の調整に取り組んでいました。また行政書士業務を始めて3年間、様々な在留資格(ビザ)の申請経験も重ねてきました。外国人の皆さんの気持ち、日本の行政の考え方、企業の管理者の立場を考えて調整できます。どうぞ、お気軽にお問合せください。
●資格:行政書士・通関士有資格者・総合旅行業務・国際ビジネス法務
●個人:宮崎県出身、48歳、1男2女の父、柔道3段(今は3級くらいの実力)