貿易の調整業務シリーズ 4「PL保険(生産物賠償責任保険)」
貿易の調整業務シリーズ第4回の今回は、PL保険(生産物賠償責任保険)についてです。
ネット検索した結果、AIによると、以下のように説明されています。
PL保険(生産物賠償責任保険)とは、製造や販売した製品や仕事の結果による事故で、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償する保険です。PL保険の補償内容は、次のようなものがあります。
・損害賠償金
・弁護士費用などの争訟費用
・事故発生時の応急手当などの緊急措置費用
・求償権の保全・行使などの損害防止軽減費用
PL保険は、製造業だけでなく、販売業、飲食店、工事業、請負業など幅広い業種が加入対象となります。PL保険の保険料は、保険の対象とする生産物や仕事の種類、支払限度額等によって異なります。
私の認識も同じような内容です。
海外から商品を輸入する場合(特に食品など)は、品質が担保されているか、どうしても不安があります。(どれだけ現地業者さんが「大丈夫!」と太鼓判を押してくれても、経験上、その言葉をそのまま信じるわけにはいきません。)
大量に輸入すればするほど売上と利益は増えますが、その分、リスクも大きくなると感じてしまいます。最悪の事態を想定してPL保険に加入する企業さんがほとんどだと思います。
過去に一度、当時加入していたPL保険を使ったらどうなるか、を調べたことがあります。(幸いにも実際に使ったことはありません)最悪の事態が現実になる可能性があったためです。
当時扱った商品は食品だったのですが、その商品はビニール製のパッケージに密封されているように見える(実際には密封されているタイプではありません)ものでした。
ある日、お客様(最終クライアント、小売店様)から「空気が入っている商品がある」というクレームが入りました。我々としては、密封されているタイプではないし、空気が入っても問題ない、とご説明はしましたが、「そう見えてしまう」こと自体を問題視されてしまいました。
想定される事態は、商品の回収、廃棄、お客様が行った販売促進費用の負担もしくはお詫び広告の費用負担などです。
当時加入していたPL保険の保険会社さんに色々とヒアリングしたところ、その場合は「保険対応できる」という回答でしたが、「ただし、しっかりリコールの届け出をすること」という条件付きでした。例えば、以下のサイト(消費者庁「リコール情報サイト」)に掲載されるような手続きが必要、ということです。
https://www.recall.caa.go.jp/index.php
日本の輸入元企業としては、クレームがあったとしても「できるだけ穏便に片付けたい」と考えるのは当然のことです。それなのに、大々的に発表しないと保険は使えませんよ、と言われたわけです。やはり世の中、甘くはないです。
結果、関係各位のご理解・ご協力をいただき事なきを得ましたが、今でもはっきり覚えている出来事です。
今回の記事は以上です。貿易をやりたいけれど「まだやったことがない、、」「多忙で手が回らない、誰かに任せたい、、」「仕組みを作りたいが、一緒に考えてくれる担当者が欲しい、、」「一時的な業務だから、人材採用をするのも不安がある、、」
そう感じていらっしゃる経営者様、ご担当者様、弊所で調整業務を担当致します。まずはお気軽にお問い合わせください。

投稿者プロフィール 【行政書士 and 事業サポート 河野尋志】
外国人の社員さんと一緒に国際業務(私の担当は編集、調整業務)に取り組んで15年間、多くの外国語ツール(多言語ツール)の作成や貿易業務の調整に取り組んでいました。また行政書士業務を始めて3年間、様々な在留資格(ビザ)の申請経験も重ねてきました。外国人の皆さんの気持ち、日本の行政の考え方、企業の管理者の立場を考えて調整できます。どうぞ、お気軽にお問合せください。
●資格:行政書士・通関士有資格者・総合旅行業務・国際ビジネス法務
●個人:宮崎県出身、48歳、1男2女の父、柔道3段(今は3級くらいの実力)


