外国語ツールにおける外国語の扱いについて(シリーズ2回目)

前職では24年間、編集業務に携わり、後半の15年間は、インバウンド向け外国語ツール(英語、韓国語、繁体字、簡体字などの多言語化)を数えきれないほど作ってきた私が、外国語ツールの作り方を解説致します。

第2回の今回は「外国語の扱い」について。具体的にいうと以下です。
■書体(font)の扱い
■外国語それぞれの改行の方法
■翻訳者とのコミュニケーションの重要性
の3つです。

■まず、書体(font)の扱いについては、これはその言語圏のネイティブスタッフさんに聞くのが近道です。日本の書体のイメージ(ゴシック、明朝、それ以外の書体)と大きくは変わらないのですが、やはり微妙な違いがありますので、社内外のネイティブスタッフさんの力を借りるのが近道です。

■次に、外国語それぞれの改行の方法です。日本語でも文章の切れ目で改行すると気持ちが良いのと同じ感覚が外国語にもあります。まして韓国語は改行の仕方で意味が変わるので、ネイティブチェックは欠かせません。

■最後に翻訳者とのコミュニケーションですが、これは発注時が最も重要です。普通の翻訳者はコピーライターではないので、日本語文章の意図を汲んで意訳する、なんてことはしてくれません、基本的には日本語を直訳するのみです。だからこそ、発注時に「こういうふうに翻訳してくださいね」「この単語は分かりにくいと思いますが、こういう意味ですよ」といった説明をすると、より良い翻訳になる可能性が高まります。

「外国語の扱い」の扱いは、まだまだ奥が深いので、随時まとめ記事を発信していきます。
パンフレット、チラシ、ホームページ、マニュアル、メニュー、チラシなどインバウンド向け外国語ツール(英語、韓国語、繁体字、簡体字など多言語化)の作成をご希望の場合は、ぜひご相談を!

国際行政書士 河野尋志

投稿者プロフィール 【行政書士 and 事業サポート 河野尋志】
外国人の社員さんと一緒に国際業務(私の担当は編集、調整業務)に取り組んで15年間、多くの外国語ツール(多言語ツール)の作成や貿易業務の調整に取り組んでいました。また行政書士業務を始めて3年間、様々な在留資格(ビザ)の申請経験も重ねてきました。外国人の皆さんの気持ち、日本の行政の考え方、企業の管理者の立場を考えて調整できます。どうぞ、お気軽にお問合せください。
●資格:行政書士・通関士有資格者・総合旅行業務・国際ビジネス法務
●個人:宮崎県出身、48歳、1男2女の父、柔道3段(今は3級くらいの実力)