【外国人採用企業様向け】外国人を海外から呼び寄せる在留資格認定証明書(COE)の流れ|福岡の行政書士が解説

国際
行政書士
河野

外国人採用をお考えの企業にとって、外国人を海外から呼び寄せる在留資格認定証明書(COE)の流れを理解しておくことは非常に重要です。

特に福岡出入国在留管理局管内(福岡・北九州・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)の認定証明書の許可率は、2022年が84.9%2023年が87.6%と、全国最低水準です。

ご不安・ご不明点があれば、まずはお気軽にご相談ください。初回ご相談は無料、オンライン面談にも対応しております。

外国人材を海外から呼び寄せる在留資格認定証明書(COE)の手続きフロー

近年、日本で働く外国人労働者が増加しています。以前は、まず日本に留学して学生を経験してから就労する流れが一般的でしたが、近年では留学を経験せずに外国の大学等を卒業して直接日本で就労する外国人の方も一般的になってきました。
このページでは、改めて、自社で働いて欲しい外国人を海外から呼び寄せる手続きの流れを解説いたします。まず流れを図にまとめてみました。大きく分けて9段階あります。ビザ申請サポート福岡 外国人支援センター(国際行政書士 河野尋志)は2、3、4、5の全ての作業(または一部)を代行いたします。

在留資格認定証明書交付申請COE

以下で、それぞれご説明いたします。

1 内定・雇用契約締結

大前提として、外国人の方が日本の企業や団体(受入機関)と雇用契約を結びます。雇用するかどうか分からない状態では、日本へ呼び寄せることはできません。

2 申請準備(弊所で代行可能)

在留資格(ビザ)の申請のために、企業や団体(受入機関)が作成・収集しなければならない書類はビザごとに様々あり、量が多く、時間がかかり、要件も複雑で、必要書類を取り寄せるために費用がかかる場合もあります。日本での手続きは企業や団体(受入機関)が対応するしかありませんので、ご担当者の負担はなかなか重くなります。
ここで詳細を紹介することは省きますが、外国人の方が日本で就労する際に取得する一般的なビザである「技術・人文知識・国際業務ビザ」の必要書類につきましては、以下をご確認ください。

3 在留資格認定証明書(COE)交付申請(弊所で代行可能)

日本で就労する外国人の方を呼び寄せる手続きのことを「認定」や「COE」と一言で表現しますが、正式名称は在留資格「認定」証明書交付申請です。COEとは在留資格「認定」証明書の英語名称の「Certificate Of Eligibility」の略です。
申請書類が揃ったら、入国管理局さんに申請します。オンラインでの申請が可能ですが、オンライン申請をするためにも事前手続きが必要なので、またしても手間がかかります。

在留資格認定証明書(COE)交付申請について詳しくは、以下のページで解説しています。

4 在留資格認定証明書(COE)交付(弊所で代行可能)

在留資格「認定」証明書交付申請が許可された場合だけ、在留資格認定証明書(COE)が交付されます。オンライン申請の場合は、メールで受け取ることが可能です。

5 在留資格認定証明書(COE)送付(弊所で代行可能)

海外にいる外国人の方へ在留資格認定証明書(COE)の原本またはデータを送付します。オンライン申請の場合は、メールで送付することが可能で、国際郵便での紛失の心配がないので安心です。オンライン申請について詳しくは、短時間の動画でも解説しています。

6 査証(VISA)発給申請

外国人の方が、現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)へ在留資格認定証明書(COE)を添付して、査証(VISA)発給申請をします。
ご存知の通り、査証(VISA)とは、渡航先の国(今回の場合は日本政府)が発行する推薦状のようなもので、外国人の方が日本へ入国する際に必要です。
申請には、パスポートや入国目的などの書類が必要で、渡航先国や目的によって所要日数や手続料が異なります。犯罪歴があるなどの理由で入国に不適格と判断された場合は発行されません。(そもそも、もし犯罪歴等がある場合はCOE申請の段階で記載する必要があるので、通常はCOEが交付されません)

7 查証(VISA)発給

申請が許可された場合は、本国の在外公館(日本大使館・総領事館等)から査証(VISA)が発給されます。

8 日本へ入国・在留カード受け取り

外国人の方が査証(VISA)が添付されたパスポートを持って日本の空港(または港)から入国します。日本の空港(または港)で上陸審査を受け、問題なく上陸許可がおりた場合は、在留資格認定証明書(COE)は回収されます。

(主要空港では、その場で「在留カード」が発行されます)
新千歳・成田・羽田・中部・関西・広 島・福岡空港から入国し、在留期間が 3ヶ月を超える場合は、上陸許可が下りると在留カードが交付されます。※最新の情報は、各空港にお尋ねください。

9 無事に入国→就労

COEやVISAが交付されたとしても、最終的な入国決定権は入国審査官にあるため、最後まで油断せずにしっかり手続きしましょう。

上記までの9つのステップは、以下の短時間の動画でもご紹介しています。

外国人の方を海外から呼び寄せたい雇用主様や、外国人の方が最も頭を悩ませるのが2、3、4、5の作業です。この部分をビザ申請サポート福岡 外国人支援センター(国際行政書士 河野尋志)にご依頼いただくことが可能です。

今回の解説は以上です。ビザ申請サポート福岡 外国人支援センター(国際行政書士 河野尋志)では認定(COE)申請を丁寧に!早く!手続き致します。ご不明点があればお気軽にご相談ください!

国際
行政書士
河野

弊所のサービス内容や価格、手続きの流れ、許可の可能性診断につきまして無料相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。オンライン(ZOOM、LINE、WeChat、Teamsなど)での面談も対応しております。

技術・人文知識・国際業務ビザ申請代行
国際行政書士 河野尋志

投稿者プロフィール 【行政書士 and 事業サポート 河野尋志】
企業の取締役として外国人の社員さんと一緒に国際業務に取り組んで15年間、多くのインバウンド事業や外国語ツール(多言語ツール)の作成、貿易業務の調整に取り組んできました。また行政書士業務を始めてからは、様々な在留資格(ビザ)の申請経験も重ねてきました。外国人の皆さんの気持ち、日本の行政の考え方、企業の管理者の立場を考えて調整できます。どうぞ、お気軽にお問合せください。
●資格:行政書士・通関士有資格者・総合旅行業務・国際ビジネス法務
●個人:宮崎県出身、48歳、1男2女の父、柔道3段(今は3級くらいの実力)

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